血糖値とダイエットの関係とは?太りにくい体をつくる食事
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2025 / 10 / 20
最終更新日:2025年10月20日
Contents
血糖値とは?
ダイエットやボディメイクを成功させるうえで欠かせないのが「血糖値のコントロール」です。
血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖(グルコース)の濃度のこと。
私たちの体は、主に炭水化物(糖質)を分解してエネルギー源にしていますが、
食後に急激に血糖値が上がると、体にさまざまな影響を与えます。
その一つが、「インスリン」というホルモンの分泌。
インスリンは血糖値を下げる役割を持ちますが、同時に脂肪を合成する働きもあります。
つまり、血糖値が急激に上がるほど、脂肪がつきやすくなるということ。
逆に、血糖値をゆるやかに上昇させる食事を心がけることで、
体脂肪の蓄積を防ぎ、太りにくい体をつくることができます。
血糖値とダイエットの関係性を詳しく解説
● ① インスリンが脂肪を蓄える
食事で糖質を摂ると血糖値が上昇し、インスリンが分泌されます。
このとき、エネルギーとして使われなかった糖は脂肪細胞に取り込まれ、中性脂肪として蓄えられます。
特に、甘いジュースやお菓子など「高GI食品」を摂りすぎると、血糖値が一気に上がり、
脂肪の蓄積が加速します。
➡ 太りやすい原因は「脂質」よりも、実は“血糖値の乱高下”にあるといっても過言ではありません。
● ② 血糖値の乱れが食欲を乱す
血糖値が急上昇したあと急降下すると、脳は「エネルギーが足りない!」と錯覚します。
すると、まだエネルギーが残っていても強い空腹感を感じ、
間食や暴食につながってしまうのです。
このサイクルが続くと、食欲がコントロールできなくなり、
「食べすぎ → 太る → 我慢 → また食べる」という悪循環に陥ります。
● ③ 血糖値の乱れは代謝にも影響する
血糖コントロールが乱れると、インスリンの分泌量も不安定になります。
インスリンが過剰に分泌されると、筋肉の分解や代謝低下を招くことも。
つまり、血糖値を安定させる=代謝を安定させるということ。
筋肉を落とさずに脂肪を燃やしたい人ほど、血糖コントロールは重要です。
血糖値を安定させる食事の基本ポイント
血糖値をコントロールするには、単に糖質を減らすのではなく、
「食べ方」「タイミング」「食品の質」を整えることが大切です。
● ① 低GI食品を選ぶ
GI(グリセミック・インデックス)値とは、食後の血糖値上昇スピードを示す数値です。
GI値が低いほど、血糖値がゆるやかに上昇します。
代表的な低GI炭水化物:
- 玄米
- オートミール
- さつまいも(冷やすとさらに低GI)
- 十割そば
- 全粒粉パン・全粒粉パスタ
- 雑穀米
これらの食材は、白米や精製小麦製品よりもビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富。
脂肪をつけにくく、腸内環境の改善にも役立ちます。
● ② 食べる順番を工夫する
「ベジファースト」と呼ばれるように、食物繊維 → タンパク質 → 炭水化物の順で食べると、
糖の吸収スピードを抑えることができます。
例:
1️⃣ サラダ・野菜スープ
2️⃣ 肉・魚・卵・豆腐などのタンパク質
3️⃣ ご飯・パン・パスタ
この順番を意識するだけでも、血糖値の乱れを大幅に防ぐことが可能です。
● ③ よく噛んで食べる
噛む回数が多いほど、胃腸での吸収スピードがゆるやかになり、
血糖値の上昇を抑えられます。
また、よく噛むことで満腹中枢が刺激され、食べ過ぎ防止にも。
目安は「一口につき20〜30回」。
● ④ 炭水化物を抜きすぎない
極端な糖質制限は、筋肉の分解・代謝低下・集中力の低下を招きます。
大切なのは「質」と「タイミング」。
低GI食材を選び、朝・昼はしっかり、夜は控えめが理想です。
血糖値をコントロールする生活習慣
血糖値を安定させるには、食事だけでなく日常の過ごし方も重要です。
● ① 朝食を抜かない
朝食を抜くと、次の食事で血糖値が急上昇しやすくなります。
軽めでもいいので、オートミール+プロテインやゆで卵+果物などを摂るのがおすすめ。
● ② 食後に軽く動く
食後15〜30分以内に軽いウォーキングを行うことで、血糖値の上昇を防げます。
BEYONDでも推奨している「食後10分ウォーク」は、脂肪蓄積防止に非常に効果的。
● ③ 睡眠とストレス管理も大切
睡眠不足やストレスは、インスリンの働きを悪化させます。
6〜7時間以上の睡眠を確保し、ストレス発散を意識することが血糖コントロールに繋がります。
血糖値を安定させるおすすめ食材
- 食物繊維が豊富な野菜(ブロッコリー、オクラ、海藻類)
→ 糖の吸収を抑える。 - 良質な脂質(アーモンド、オリーブオイル、アボカド)
→ 血糖値の上昇を緩やかにし、満足感を高める。 - 高タンパク食品(鶏むね肉、卵、魚、大豆製品)
→ 血糖値を安定させ、筋肉の維持をサポート。
サプリメントを上手に活用しよう
血糖値コントロールには、サプリを取り入れるのも効果的です。
- プロテイン:食事の糖質バランスを整え、間食防止に。
- アミノ酸(EAA・BCAA):トレーニング中の血糖安定と筋分解防止。
- グルタミン:腸内環境を整え、血糖コントロールをサポート。
BEYONDでは、お客様の体質や生活習慣に合わせて、
サプリの種類・摂取タイミングを個別にアドバイスしています。
血糖値を整えて、太りにくい体をつくる
血糖値を意識した食事・生活を習慣化することで、
無理な食事制限をしなくても自然と「太りにくく痩せやすい体質」へ変わっていきます。
- 食事は低GI食品を中心に
- 食べる順番・噛む回数を意識
- 適度な運動・十分な睡眠を確保
これらを続けることで、体脂肪を減らしながら、健康的で美しい体を手に入れられます。
BEYOND溝の口では、血糖値コントロールをベースにした食事指導とトレーニングを行っています。
ダイエットが続かない方、リバウンドを繰り返している方は、ぜひ一度ご相談ください。
科学的根拠に基づいた指導で、“一生モノの体づくり”をサポートします。
運動がダイエットを加速させる理由
「血糖値コントロール=食事だけ」と思われがちですが、実は運動との関係も非常に深いです。
特に筋トレ(レジスタンストレーニング)は、血糖値を下げる“最強の天然薬”とも言われています。
● 筋肉は“糖を取り込む装置”
筋肉は、体の中で最も多くの糖(グルコース)を消費します。
筋トレなどの運動を行うと、インスリンの力を借りずに筋肉内で糖を取り込めるようになり、
結果として血糖値が安定しやすく、脂肪もつきにくくなるんです。
この仕組みを利用すると、食後の血糖値上昇もゆるやかになり、
同じ食事でも太りにくい体質に変わっていきます。
● 筋トレのタイミングが重要
特におすすめは、「食後1〜2時間以内の軽いトレーニング」または「夕方の筋トレ」。
この時間帯は血糖値が高くなりやすいため、体が糖をエネルギーとして効率的に使いやすくなります。
食後すぐにジムに行くのが難しい場合でも、
軽いスクワットや腕立て伏せを数分行うだけで、血糖値の上昇を抑えられるという研究もあります。
● 筋肉量が増えると基礎代謝もアップ
血糖コントロールの観点でも、筋肉量が多い人ほど血糖値が安定しています。
つまり、筋トレを継続することで太りにくく、リバウンドしにくい体が手に入るということ。
ダイエット中は体重ばかり気にしがちですが、「筋肉=健康的な血糖コントロール装置」と考えましょう。
本日の著者
○名前 糸井 元哉 (いとい もとや)
○趣味:都内のお洒落カフェ巡り
○実績
2024 APF GUARDNER BELT CUP クラシックサーフ部門 3位
店舗詳細
- パーソナルジムBEYOND 溝の口店
- 神奈川県川崎市高津区溝口2-14-31 MSメディカルビル6A
- 営業時間 8:00~23:00
- 電話番号 044-811-0810
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