「太りやすい人と痩せている人の違いは腸内環境?
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2025 / 09 / 05
「同じ食事をしているのに、自分だけ太りやすい…」
「友人はいっぱい食べても痩せているのに、なぜ?」
このような疑問を感じたことはありませんか?
実は、この「太りやすい人」と「痩せている人」の違いには、腸内環境(腸内フローラ) が大きく関わっていることが、近年の研究で明らかになってきました。
本記事では、腸内環境と体質の関係をわかりやすく解説し、太りにくい体をつくるための実践方法までご紹介します。
Contents
腸内環境とは?
腸内環境とは、私たちの腸内に住む細菌たちのバランスや働きのことを指します。
腸の中には 約100兆個以上の細菌 が存在し、その種類は数百種類以上にも及ぶといわれています。
この膨大な細菌群は「腸内フローラ」とも呼ばれ、花畑のように多様で複雑な生態系を形成しています。
腸内細菌は大きく3つに分類できます。
- 善玉菌(ビフィズス菌、乳酸菌など):消化吸収を助け、免疫機能を高める。腸を弱酸性に保ち、有害菌の繁殖を抑える働きもある。
- 悪玉菌(ウェルシュ菌、大腸菌の一部など):腸内で有害物質を作り出し、肥満や便秘、炎症、さらには生活習慣病のリスクを高める。
- 日和見菌:善玉菌が優勢なときは良い働きをするが、悪玉菌が増えると悪影響を及ぼす「どっちつかず」の菌。
腸内環境が整っていると、栄養の吸収効率が良くなり、基礎代謝も安定します。
反対に腸内環境が乱れると、栄養の過剰吸収や脂肪の蓄積が起こりやすくなり、「太りやすい体質」につながるのです。
近年の研究では、腸内環境が肥満や痩せやすさだけでなく、精神状態や免疫力にも深く関与していることが分かってきています。
つまり「腸は第二の脳」と呼ばれるほど全身に影響を与える存在なのです。
太りやすい人の腸内環境の特徴
「同じ量を食べても、なぜか自分だけ太ってしまう…」という経験はありませんか?
近年の研究によると、その理由のひとつは 腸内環境の違い にあることが分かっています。
フィルミクテス門の菌が多い
腸内細菌には大きく「フィルミクテス門」と「バクテロイデス門」という2つの主要なグループがあります。
肥満傾向にある人は フィルミクテス門の菌が多く、バクテロイデス門が少ない という特徴が報告されています。
フィルミクテス門の菌は食べ物からエネルギーを効率よく吸収するため、同じ食事量でも脂肪として蓄えやすくなるのです。
悪玉菌が優勢になりやすい
腸内で悪玉菌が増えると、有害物質や炎症物質が発生します。
これが腸の働きを鈍らせ、便秘や代謝の低下を招きます。
便秘が続くと体内の老廃物がうまく排出されず、結果的に「痩せにくく、太りやすい」体質へと傾いていきます。
腸内の多様性が低い
腸内環境の健康度は「菌の多様性」で測られることがあります。
太りやすい人は腸内細菌の種類が少なく、同じタイプの菌が偏っているケースが多いとされます。
多様性が低いと、栄養の代謝や消化が限られたパターンに偏り、脂肪として蓄積されやすくなります。
炎症体質につながりやすい
腸内環境が乱れると腸の粘膜が弱まり、リーキーガット(腸漏れ)と呼ばれる状態になることがあります。
これにより炎症反応が起こりやすくなり、ホルモンの働きが乱れて食欲が増す、脂肪をため込みやすくなるといった悪循環が生じます。
✅ まとめると、太りやすい人は「栄養をため込みやすい菌が多い」「悪玉菌優位」「多様性が低い」といった腸内環境を持っている傾向があります。
痩せている人の腸内環境の特徴
「食べても太らない人」がいますが、その秘密の一つが腸内環境にあります。
腸内細菌の組成や働きによって、体が「脂肪をため込むか、それとも燃やすか」が大きく変わるのです。
バクテロイデス門が優勢
痩せている人の腸内環境には、バクテロイデス門の菌が多い という特徴があります。
この菌は食べ物から吸収されるカロリーを抑え、余分なエネルギーを体に蓄積しにくい働きを持っています。
そのため同じ食事量でも、太りにくい体質になりやすいのです。
善玉菌が豊富
乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が多いと、腸内は弱酸性に保たれ、悪玉菌が増えにくくなります。
腸内フローラのバランスが良いと消化吸収がスムーズになり、基礎代謝も安定。結果的に「食べても太らない」体質をサポートします。
腸内細菌の多様性が高い
痩せやすい人は腸内細菌の種類が豊富で、多様性が高い傾向があります。
菌の多様性は「栄養を効率よく使い分ける力」に直結し、余分な栄養を脂肪として蓄えるのを防いでくれます。
炎症が起こりにくい腸内環境
腸内環境が良好だと腸粘膜が守られ、炎症やリーキーガットのリスクが低くなります。
炎症が少ない体はホルモンバランスも安定し、食欲の過剰な増加や脂肪蓄積を防ぎやすいのです。
✅ まとめると、痩せている人は「バクテロイデス門が多い」「善玉菌が豊富」「多様性が高い」という腸内環境を持ち、代謝がスムーズで炎症リスクが低いため、自然と太りにくい傾向があるといえます。
腸内環境と肥満・痩せやすさの関係
腸内環境は「太る・痩せる」を大きく左右する要因のひとつです。
近年の研究では、腸内細菌が体重コントロールに深く関与していることが明らかになってきました。
腸内細菌がエネルギー吸収を決める
腸内細菌は食べ物を分解し、エネルギーとして吸収されるかどうかを左右します。
肥満型の腸内フローラを持つ人は「同じ食事でもより多くのカロリーを吸収」してしまうため太りやすくなり、痩せ型の腸内フローラの人は「余分なカロリーを吸収しにくい」ため痩せやすい傾向があります。
腸内環境は代謝ホルモンに影響する
腸内細菌が作り出す代謝物(短鎖脂肪酸など)は、脂肪燃焼や血糖コントロールをサポートします。
腸内環境が良好だとインスリンの働きが安定し、脂肪が蓄積しにくくなります。
逆に腸内環境が乱れると、血糖値の乱高下や食欲増加を招き、太りやすい状態になります。
炎症体質と肥満の悪循環
悪玉菌が優勢な腸内環境では炎症物質が発生しやすく、これが全身の炎症体質につながります。
炎症はホルモンバランスを乱し、食欲の増加や脂肪蓄積を加速させるため、「太りやすい体質の固定化」に直結します。
腸内環境の改善=体質改善
つまり腸内環境は、ただ消化を助けるだけでなく、「太るか痩せるか」を決める体質の鍵 を握っています。
腸内環境を整えることは、ダイエットや体重管理における「根本的なアプローチ」といえるでしょう。
腸内環境を整える食事法
腸内環境を整えるためには、善玉菌を増やし、悪玉菌の繁殖を抑える食事を心がけることが大切です。ここでは腸内フローラを改善する代表的な食事法を紹介します。
発酵食品を積極的に取り入れる
ヨーグルト、納豆、キムチ、味噌などの発酵食品は乳酸菌やビフィズス菌を含み、腸内の善玉菌を直接増やす効果があります。毎日の食事に取り入れることで腸内環境を整えやすくなります。
食物繊維を十分に摂る
野菜、海藻、きのこ、豆類に多く含まれる食物繊維は「腸内細菌のエサ」となり、善玉菌の働きをサポートします。
特に水溶性食物繊維は腸内発酵を促し、短鎖脂肪酸の生成を助けるため、代謝や脂肪燃焼にもつながります。
オリゴ糖で善玉菌を応援
玉ねぎ、バナナ、はちみつなどに含まれるオリゴ糖は、善玉菌の大好物。
腸内フローラのバランスを整えるために効果的な食品です。
良質な油を選ぶ
オメガ3脂肪酸(青魚、亜麻仁油、えごま油など)は腸内の炎症を抑え、腸粘膜を保護する働きがあります。
揚げ物や加工食品に含まれるトランス脂肪酸は避けましょう。
エステプロ・ラボ「フローラバランス EX グランプロ」
腸内環境を整えるうえで、毎日の食事に加えてサプリメントを活用するのも効果的です。
中でも注目されているのが、エステプロ・ラボ フローラバランス EX グランプロ。
この製品は、腸内細菌のバランスに着目して開発されたサプリメントで、短鎖脂肪酸の生成をサポートし、善玉菌を増やす環境をつくる ことを目的としています。
特徴
- 3種の乳酸菌・ビフィズス菌を含み、腸内の善玉菌をサポート
- 善玉菌のエサとなる水溶性食物繊維を配合
- 腸内フローラの多様性を高め、太りにくい体質づくりを後押し
腸内環境を良好に保つことは、ダイエットや美容だけでなく、免疫力やメンタルの安定にも関わる重要なポイントです。
「太りやすさを変えたい」 と考えている方にとって、日々の食習慣+サプリメントの併用は効果的なアプローチになります。
本日の著者
○名前 糸井 元哉 (いとい もとや)
○趣味:都内のお洒落カフェ巡り
○実績
2024 APF GUARDNER BELT CUP クラシックサーフ部門 3位
店舗詳細
- パーソナルジムBEYOND 溝の口店
- 神奈川県川崎市高津区溝口2-14-31 MSメディカルビル6A
- 営業時間 8:00~23:00
- 電話番号 044-811-0810
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